カレーヒストリーその②

  • HOME »
  • カレーヒストリーその②

戦時中はカレーライスにとっては冬の時代でしたが、戦後に入り新たな展開を迎えます

kare-ru-

固形カレールーの誕生です。1950年に製菓メーカーのベル食品が板チョコの形状に見立てたカレールウを発売して大ヒットになりました。

戦後まもない50年代~60年代は、食文化も「新しいもの」を求める風潮が強く「簡単・便利」がキーワードの時代でした。戦後の復興には社会も人々も大きなエネルギーが必要で、誰もが忙しい時代だったのです。

「ベルカレールウ」(ベル食品:1950年) 「エスビーカレー」(エスビー食品:1954年) 「印度カレー」(ハウス食品:1960年) 「ワンタッチカレー」(江崎グリコ:1960年) ※当時の写真がないのでイメージです

retoruto

画期的発明のレトルトカレー(1968年)

「ボンカレー」(大塚食品)が日本初のレトルト食品として発売される。お湯で3分温めるだけで食べられるレトルト食品の発売は衝撃でした。当時は値段も80円と高く、賞味期限も短いという問題もあった。しかし日清食品のカップヌードル(1971年)に先駆けること3年、カレー市場の開拓者となった画期的商品でした。

「ククレカレー」(ハウス食品:1971年)の大ヒットで市場が急拡大! SB食品・グリコも続いて商品を発売。 現在では2000種類を超えるレトルトカレーが販売されるようになりました。※当時の写真がないのでイメージです

KYUUSHOKUs

カレーが「国民食」とまで言われるように背景で忘れてはならない事柄が「学校給食」にカレーが採用されたことがあげられます。

もともとカレーは辛いので大人が食べるものという認識があり、甘口のカレーが出るまではハヤシライスを食べていました。しかし、学校給食にカレーが登場するようになると辛さを抑えたカレーが受け入れられるようになりました。

1982年には全国学校栄養士協議会の発案により、全国の学校でカレーが一斉に給食に出される「全校一斉カレーの日」が実施されました。実施日の1月22日は、「カレーの日」として現在でもさまざまなカレーイベントが開催されています。

1964年にハウス食品から「バーモントカレー」が発売されると、爆発的にヒットを記録します。カレールー市場の30%のシェアを独占するまでの商品となったのです。

「リンゴとはちみつの甘いカレー」は子供だけでなく家で作るカレーのべースとなりました。家庭でカレーを作る際には子供の好みに合わせて甘口のカレーである必要があったのです。発売されたばかりのバーモントカレーを子供の頃に食べた世代が大人になっても家で食べるカレーは「バーモントカレー」という構図は変わりません。バーモントカレーは2種類のカレーを混ぜるときのベースとしても利用されることが多く、現在でも大きな市場シェアを維持しています。

 

カレーミュージアム

90年代以降はエスニックカレーがトレンドとなり、日本のカレーだけでなくインドカレー・タイカレーなどの専門店がブームを起こしました。 カレーの多様化時代がスタートしたとも言えますが、2001年に横浜にカレーミュージアムがオープンするとカレー情報発信のベースとして機能しました。 個性的なカレー専門店をフィーチャーし、全国のご当地カレーにスポットを当てカレー業界の新たなトレンドを作り出すようになったのです。カレーミュージアムは2007年に閉館するまでに1000万人を超える入場者を集めましたが、その役割は極めて大きかったと言えます。(画像は当時HPのインターネットアーカイブ・スクリーンショット)

 

(ご当地カレーブーム)

カレーミュージアムで紹介され、日本各地のご当地カレーに注目が集まるようになりました。「よこすか海軍カレー」で有名な横須賀市をはじめとして、全国で「ご当地カレー」がブームとなりました。お土産用のレトルトカレーを商品化することも出来るため、観光事業とタイアップした「カレーによる街おこし」がトレンドとなっています。

★朝日新聞 ご当地カレー - コピー

平成11年、横須賀市は海上自衛隊・商工会議所と共同で「カレー」による街おこしを行うことを宣言しました。全国に先駆けた「ご当地カレー」のスタートです。横須賀の成功に続けと、札幌の「スープカレー」、石川県の「金沢カレー」、鳥取県の「鳥取カレー」、福岡県の「焼きカレー」など全国でご当地カレーを使った街おこしが進められるようになりました。

全国でカレーをキーワードにした「食」のイベントが開催され、いずれも盛況となっています。(よこすかカレーフェスティバル・土浦カレーフェスティバル・神田カレーグランプリ・門司港レトロカレーフェスティバル・下北沢カレーフェスティバルなど)

(2000年以降のカレートレンドについて)

2000年以降のカレー業界は、以前とは大きく異なる激動のサイクルにさらされています。 というのも、インターネットの普及により情報が早く情報を求める消費者に届くようになり、トレンドのサイクルが早くなってきているのです。これまでのトレンドを振り返ってみましょう。

SOUPCURRY

2001~2 カレー専門店ブーム カレーミュージアムのオープンによりレベルの高いカレー専門店がクローズアップされました

2003 カレーうどんブーム カレーうどん専門店が全国にオープンしました

2004~5 スープカレーブーム 「マジックスパイス」のブレイクがきっかけで全国にスープカレーが店舗展開

2007 カレー鍋ブーム カレー鍋専門店もオープン 居酒屋メニューとしても定着

2008~9 キーマカレーブーム 彩豊かな野菜をつかったヘルシーなキーマカレーの人気が爆発

2011 バターチキンカレーブーム 日本人の味覚にマッチしたバターチキンカレーが国民的現象に カレーの新しいジャンルを切り開きました。

2012~ カフェカレーブーム ワンプレートでオシャレなカフェのカレーが首都圏を中心にブームに

2013 大人の甘口カレーブーム ただ辛いだけでなく甘くコクのあるカレーがトレンドになりました。

※以上「カレー大学」の関連資料より抜粋引用

今後はどのようなカレーがトレンドとなっていくのでしょうか?

当サイトは「カレーのトレンド」がわかる総合的なカレーのニュースサイトを目指して運営してまいります。私たちの力で新しいカレーのトレンドを生み出せるようになると、いいですね。

今後とも応援よろしくお願いいたします。

 

 

  • Facebook
  • Hatena
  • twitter
  • Google+
PAGETOP
Copyright © 日刊 カレーニュース All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.