歴史と伝統ある欧風カレーと言えば必ず名前が挙がるのが、神奈川県の横浜にある『ホテルニューグランド』のビーフカレーでしょう
ここで提供されるカレーには、コクのある欧風カレーファンを唸らせる要素が満載 本日は珠玉の一皿をご紹介いたします
【伝統のビーフカレー】
ホテルニューグランドのカレーは、長時間煮込んでとったチキンの出汁に、にんじん・玉ねぎ・セロリなどの野菜をたっぷり煮詰めたブイヨンを使っています
リンゴ・チャツネ・ココナッツを加えて甘さと辛さが際立つこのカソースは、スプーン一すくいで、心を奪われるシルキーな味わいなのです
昭和初期から変わらずにC&Bのカレー粉を使って作られるこのカレーは、十分すぎるコクを感じたそのあとにしっかりスパイスが上品に主張する、クラシカルな正統派の欧風カレーなのです
ここに、たっぷりのビーフの角切りが奢られるのですが、食べ応えは十分 ソースポットいっぱいにこのリッチなカレーソースが注がれています
カレーライスに添えられる付けあわせは5種類 福神漬・らっきょ・ピクルス・タマゴ・パイナップル
濃く深すぎる味わいを途中でリセットしながらいただくのに最適な設計図が描かれているのです
濃厚なホテルの欧風カレーによくあるように、提供された瞬間から固まりはじめるこの極上のソースは、熱々の状態でいただかなくていはなりません
ライスにかけた瞬間に、プレートの上で輝きを放つ褐色のソース 見とれている間に・・・ 徐々に光を失っていきます
極上のビーフカレーは、こんなにも美しいのです こんなに贅沢でいいのでしょうか!
間違いなくこのカレーは、日本が生み出した最高峰のホテルカレーの一つに数えられる名作です
エビカレーも同じソースを使っていますので、さらに上品にいただきたいときには、こちらがおススメです
またこのカフェには、『クラブミートドライカレー』という変化球のカレーもあります
極上のシーフードパエリアのようなこの一皿は、食べた瞬間に広がる、あっさりしたわかりやすい旨味が特徴
エビ・マッシュルーム・ピーマン・パプリカ・レーズン とにかく食が進みます 大人数でいったらシェアして食べたい一皿ですね
【ホテルニューグランドの洋食】
ホテルニューグランドは、1927年創業 当時ホテル初代料理長サリー・ワイルさんがイギリスのC&B社から、同社のカレー粉を使用したカレーライスを作ってほしいと依頼を受けたのです
その時に誕生した『チキンカレー』がホテルニューグランドホテルのカレーのスタートです サリーさんは、20年間料理長をつとめ、ドリア、ナポリタン、プリンアラモードを生み出した日本洋食界のパイオニア
ここで学んだ弟子たちが、帝国ホテル、ホテルオークラ、東京プリンスホテルなどの総料理長となり、本格的な洋食が日本に広まっていったのですね
カレー以外にも食べてみたいメニューが豊富な同ホテル ぜひチェックしてみてくださいませ
【ホテルニューグランド ザ・カフェ】
場所:横浜市中区山下町10番地
交通:みなとみらい線「元町・中華街駅」歩1分 JR「石川町駅」徒歩13分
電話:045-681-1841
営業:10:00~21:30 休無
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