金沢カレーのチェーン店「ゴーゴーカレー」が石川県のインドカレー名店『ホットハウス』の2号店を12月7日、横浜にオープンします
当カレーニュース編集部は、開店3日前のマスコミ・外部関係者をシャットアウトした中での、内部関係者だけの「オペレーション最終確認」段階の店舗に潜入することに成功しました
ゴーゴーカレーの『後継者のいないカレー名店を引き継ぐ』という意欲的な発表がマスコミで大注目を集めたの11月1日の記者会見でした
この会見は、人材サービス会社の「ビズリーチ」と提携した事業であること、「ゼロ成長時代の「事業承継」」という社会的にも注目されるテーマであることから「カレー業界」を超えたビッグニュースとなったのです
衝撃的な会見から1ヶ月、『ホットハウス』の2号店を首都圏にオープンする今回の取り組みは、世間の記憶も新しい中、大々的に報道されることでしょう
開店と同時にメディ取材が殺到することになり、首都圏のカレーファンが押し寄せることが予想されます
お店の立地は横浜の港北区にある商業施設「トレッサ横浜」にあります ここは毎年来場者が1,000万人を軽く超えるショッピングモールで、ファミリー層の利用の割合が高い施設です
もともとゴーゴーカレーがテナントとして入っていましたが、先月急遽店舗をクローズし「ホットハウス2号店」開店の準備を進めてきていたのです
本日は4日に実施された「ホットハウス」関係者限定試食会に潜入し、新店舗のメニューとそのオペレーションの様子をレポートいたします
【ホットハウス 2号店 トレッサ横浜店(7日開店予定)】
実は「ホットハウス」自体の営業は2017年2月から地元金沢市でゴーゴーカレーが引き継いでおり、今回は11月の会見で発表された「名店継承事業」が即実現した、というものではありません
トレッサ横浜は、ファーストフードや様々なジャンルのグルメチェーンばかりが多数テナントで入る商業施設です
レストランフロアは、安価で安心して食べられるグルメが主体なのです、メディアに注目されている事業とは言え、ここで金沢から来た本格的なカレー専門店が成功するのでしょうか
この点も大きなチャレンジと言えるのですが、ここでは「カレー名店の味を守り 残し 伝えていく」このコンセプトから外れることのないメニューを提供していくようです
(メニュー構成)
注目のカレーは4種類 マサラ・バター・ムガール・ほうれん草です
中でもお店の看板となるのが、チキンマサラとバターチキン
(チキンマサラ)
運ばれてきたチキンマサラは スパイス感が強い一皿 スプーンで掬うとガラムマサラの高い香りが鼻だけでなく顔全体を覆います
フワッと香るではなくブワッとくる感じです ソースは煮つめたグレイビーが食欲をそそいます
辛味をしっかり感じるソースに玉ねぎとリンゴを煮つめた強い甘みがあります 味もシャープで塩味もクリアです
チキンはかなりのボリュームがありますがどこをとっても 均一な柔らかさです
強いソースに包まれて口内でほぐれていくチキン まさに喉が鳴る旨みのオーバーフロー これはお見事です
1皿いただくとちょっと塩っぽい感じがしますが、間違いなく一口目のインパクトは絶大です
(バターチキン)
メニューではバターとなっていますが正統派のバターチキンです ビジュアルから伝わるでしょうか
トロットロの滑らかなソースから放たれるやわらかいスパイスの香り クミンとシナモン ここにトマトと玉ねぎのベースとなる甘みがかぶります
バターチキンは玉ねぎを使わない作り方がありますが、ここは増し増しで使っていますね
バターと生クリーム カシューナッツのコクも相当なものですが、ベースのトマト・玉ねぎがよく効いていて 完成されたオリジナルなテイストとなっています
和を感じるお皿に盛られた姿は ビジュアル的にも美しく これはグルメな横浜市民にも受けるだろうなと思われる完成度です
(サグ・ムガール 他)
バターチキンとあわせて北インドカレーの美味しさを堪能できる2皿です サグはビーフとあわせることできますが パニールが絶品です
ニンニク・ショウガの効いたサグソースに とろけるような自家製チーズ ブロックも大きく食べ応えも抜群ですね
カシューナッツとクリームが濃厚なムガールは、辛さがほとんどない旨みを極めた究極のソースが特徴です
子供さんや辛いものが苦手なひとでも美味しくいただける まろやかすぎるテイスト
これはリッチすぎます 栄養分・脂分も相当なものですが完成された北インドの魅力には逆らえませんね
その他、チキンティカ・シークカバブも香ばしく美味しいです これがファミリー層が中心に訪れる商業施設で提供されるとは驚きです
横浜トレッサ南館2Fに広がる広大なレストランゾーンでも異彩を放つお店となるはずです
(まとめ)
『カレー名店の味を承継し 守っていく』 このコンセプトに基づいたゴーゴーカレー宮森社長の熱いハートが店内に充満していました
店内では最終的なオペレーション確認がしっかり行われていました
時おり社長の厳しい声が飛びます その姿は1点の曇りも見落とさないという姿勢にあふれています
本店の味は出ているか サービスは十分か 提供は手際よくできているか まだ改善する余地はないか・・・・
『「ホットハウス」の味を地元で守るだけではなく この味を首都圏の人にも知ってもらいたい そして広めてきたいんです』 宮森さんは語ります
店内の壁にかかる手作りの額や装飾品は 地元ホットハウスで以前に使われていたものを綺麗にクリーニングして使っています
『長い伝統を持つお店だから、昔本店を訪れてインドカレーの美味しさに感動した方々が この店舗に来てもらうことも多数あると思うんです その時に思い出していただきたくて』
『自分が感動した美味しさ それをカレーファンの皆さんに伝えていきたいんです 子供さんや若い人に食べてもらいたいと思っています』
何を隠そう、宮森さん自身がその昔、ホットハウスの常連としてお店のファンだったのです
お店と事業 そして心まで受け継ぐ 『後継者のいないカレー店を継ぐ事業』
これはビジネスの買収やM&Aを超えたところにある素晴らしい試みですね
素晴らしいカレー熱 そしてカレー愛!!!
これからもゴーゴーカレー宮森社長の動向から目が離せませんね
ぜひ7日からオープンする トレッサ横浜の『ホットハウス』 訪問してみてくださいませ♪
※写真で一条もんこ女史が登場しますが、彼女はホットハウスの顧問に就任しています 彼女の活躍も楽しみですね♪
【ホットハウス 2号店 横浜トレッサ店 店舗情報】
場所:神奈川県横浜市港北区師岡町700番地
交通:東急東横線 綱島駅 日吉駅からバス10分
営業:時間は未定 今後のリリースを参考にしてください
開業:12月7日(金)
トレッサ横浜 https://www.tressa-yokohama.jp/
ホットハウスHP http://www.hothouse.jp/
ゴーゴーカレー http://www.gogocurry.com/
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