神奈川県横須賀市で18~19日、開催された「よこすかカレーフェスティバル2019」は空前の65,000人の来場があり、過去最高の人出を記録
2016年に打ち立てた57,000人を大幅に塗り替え、過去21回の歴史の中ではじめて6万人の壁を突破したという事前予想通りの盛り上りとなりました
20周年という節目の年に当たり組まれた企画が注目を集めたことはもちろん、このカレーイベントが神奈川県の1地域のイベントから、首都圏最大のカレーイベントとして認知されたことが大きいと言えるでしょう
ここで開催された「ご当地カレーグランプリ」で全国50店舗の頂点に立ったのは「北本トマトカレー」
2014年の衝撃的な優勝から5年ぶりの戴冠となりました
また、至上初となる首都圏カレー三大都市「神田」「下北沢」「横須賀」のカレー焼きそば対決では神田から出場した「お茶の水 大勝軒」が優勝
本日はその詳細をレポートさせていただきます
【ご当地カレーグランプリ2019 結果】
20周年記念開催となる今回は、50のご当地カレー団体・店舗が全店エントリーとなるという初の試みの中での実施となりました
過去はグランプリに出場するかどうかを出店者が決める仕組みで、40程度の出店のうちエントリーは20~30団体の間といった状況でした
いわば「少ない中で」グランプリが回っている状況だったのですが、今回は完全なガチンコ対決となり、本当に実力のある「ご当地カレー」がしのぎを削る状況となりました
投票方法も「とても良かった」「良かった」「ふつう」「がっかりした」の4段階で、大幅加点から減点までの段階的に評価するシステムを採用
美味しさだでなく「味」「見た目」「コストパフォーマンス」で評価するシステムに改変され、わかりやすいものとなりました
会場で配布されるチラシにエントリーされたカレーの画像が入るようになったところも大幅な改善点
カレーの特徴とご当地度合いが一目でわかり来場者がどのカレーを選ぶかの基準も明確になりました
販売金額に大きなばらつきもあるため、評価に「コスパ」が入るのであれば販売金額も入れて欲しかったところではあります
こんな中で開催されたグランプリの結果は以下の通りです
【グランプリ『北本トマトカレー』】
北本トマトカレーは、2014年の優勝カレー 2011年にご当地カレーとして突如出現し、地元特産のトマトを使ったカレーの完成度の高さが魅力
カレーの基本であるトマトの旨みをソースに生かし、さっぱりと飽きのこないテイストにまとめ上げています
肉巻きのトマト揚げは、衝撃的にはじける酸味とうまみ・・・ ぜひぜひ食べていただきたいですね
ここ数年は横須賀でも土浦カレーフェスでも入賞の常連カレーとなっていました
地元ではライス・カレーソース・トッピングにトマトを使うという定義を守ったカレーだけが北本市で認定され、11の店舗でカレーが提供されています
辛さと酸味のバランスがたまりません インスタ映えする素晴らしいビジュアルを持ったこの真っ赤なカレーは美しい まさにトマトを極めた一皿
イベントを通じた全国的な知名度と地元での盛り上りには課題を抱えているのも事実ですが、今回の受賞がそれを劇的に変革する起爆剤となる可能性もありますね
昨年8月には「北本とまと祭り」が開催されるなど市民の名物グルメとして定着させるための取り組みが行われています
日刊カレーニュース 編集長(村尾直人)も過去に「レシピコンテスト」「トマトカレーまつり」「勉強会」などの取り組みに参画しており、今回の受賞は心から嬉しく感じています
これぞ「ご当地カレー」と言える地域をあげてのバックアップ体制があるのが北本市のカレープロジェクト 私は応援したいと思うのです
北本トマトカレーHP http://tomato-curry.com/
北本トマトカレーFB https://www.facebook.com/kitamoto.tomato.curry/
【準グランプリ 富良野オムカレー】
富良野オムカレーはカレーにオムレツをトッピングした「富良野市」のご当地カレーで、完全に地元食材にこだわった一皿です
ライス、チーズ、タマゴ、牛乳とも地元産でまとめたカレーはプレミアム感たっぷり イベントでこんなにふわふわのオムレツに出会えるとは驚きです
地元産のアスパラ・ジャガイモとワインを使ったコクのあるカレーソースの親和性もバッチリで ビジュアルも含め食べて納得の一皿です
富良野オムカレーは2016年にグランプリに輝いていますが、その時はなんと創設10周年の節目の年でした
このグルメの創始者である松野さんも横須賀出身 カレーの街よこすかの成功を、北海道でも、との意気込みで地道に全国でPR活動を続けてきての悲願達成というドラマもありました
それ以来の準優勝は嬉しいですね 松野さんは地元の英雄であり、私のカレーの同志でもあります
富良野オムカレーFB https://www.facebook.com/furano.omcurry/
富良野オムカレーHP http://www.furano-omucurry.com/
【3位 鳥取鯖食推進研究会 純サバカレー】
鳥取県鳥取市の鯖カレーが念願の入賞を果たしました サバ節とタマネギで煮込んだ和のテイストを持つスパイスの香るソース
ここにカラリと揚げられ旨みが凝縮されたサバをあわせていただくこのカレーは うまみのカタマリですね
日本カレーを食べ比べしてこのテイストに出会うとググッと来てしまうかもしれませんね 魚系カレーのご当地カレーとして注目したいですね
神田カレーグランプリ2017を制したお茶の水 大勝軒がまたやった!
カレーソースに伝承の旨みスープを使った懐かしい味のカレーが優勝に輝きました
一口食べて カレーをつくる工程もラーメンのスープも、ダシの重要性は同じなのだと痛感させられました
完全に横須賀の海軍カレーのお株を奪うカレーソースに カツトッピング さらに麺とのバランスがよく食べ口がよかったという声が多く聞かれました
神田カレーの愛好者が、好きな店舗の垣根を越えて横須賀に結集 総勢数十名におよぶカレーファンの団結力が凄かった
今回用に特別に作られた独自チラシをメンバーが配布していて、これでカレーやきそばを食べようと思ったファンも多いはず
横須賀の地に神田カレーの旋風が吹き荒れた という状況でした
カレー3大聖地が一同に会したこの企画 今後のコラボ企画や相互交流を図るキッカケとなることでしょう
神田カレー街活性化委員会 中俣委員長をはじめとした方々が輝いて見えました ここには圧倒的なカレー愛がありました
実は当カレーニュースも編集長も、神田カレーの愛好者 毎年スタンプラリーに参画しマイスターとなっています
お茶の水、大勝軒 http://www.taisho-ken.tokyo/
FB https://www.facebook.com/taishouken.tokyo/
神田カレーファンクラブ(FB) https://www.facebook.com/groups/kcfan/
神田カレーグランプリ https://kanda-curry.com/
(まとめ)
今回は東京からカレーファンが大挙して会場に押し寄せる状況となりました
今までは来場者は多いとはいえ、神奈川県のローカルのカレーイベントだった面は否めませんが、今回は違いました
日本有数の人気を誇る大久保の「スパイシーカレー魯珈」店主 齋藤絵理女史やカレーライターの「はぴい」さんこと飯塚敦さんの来場もありました
カレーを通して繋がる新たなる出会い・・・
今後は本当のカレー愛好者が集うイベントして進化を続けていくことでしょう
これは当カレーニュース編集長である村尾直人 が記事を通して伝えてきたことが現実になりつつあることを意味します
4年間でFBの読者も7000名を超えるようになりHPバージョンの読者もいます
多くのカレーファンに伝えたい気持ち 「ご当地カレー」って素晴らしい 「カレー最高」
私は取材をして文章を書くことしか出来ません しかし
記事や文章を通じて、まだ見ない人と出会っている 繋がっている幸せ
私は何があっても 力の続く限り、このニュース配信をやめることはありません
FBページは長文で読みにくいかもしれません ぜひHPバージョンも見ていただければ幸いです
最後に今回のカレーフェスティバルでは、一条もんこ女史が「カレー大使」に就任したことが大きな起爆剤となっていることを述べておきたいと思います
(リンク)
日刊カレーニュースHP 「日刊カレーニュース」
http://currynews.net/
横須賀観光協会(ここはヨコスカ)
http://www.cocoyoko.net/event/curry-fes.html
一条もんこHP https://monko.club/
一条もんこブログ https://ameblo.jp/monkocurry
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