本日は番組公開にあわせて「東京カレー総選挙」の開票結果をお知らせいたします
この企画は、アンケートの元となる120店舗を当カレーニュース編集長が選定
ネット調査ではありましたが、カレーを食べる頻度と食べ歩き数などから認定されたカレーファン1000名へのネット大調査を実施
忖度一切なし 東京で美味しい人気のカレー店を決める総選挙を行ったものです
ベスト10の顔ぶれを見ると『やはり名店強し』という結果となりました
ランキング上位には30年以上続く老舗がズラリと並んでいます
長年支持されてきたお店にはファンの絶対数が多く、さらには時間という最高のエッセンスをまとったカレーには新しいお店にはないオーラにあふれているんですよね
本日は一挙に10店舗をご紹介します 訪問してないお店があったら、ぜひ足を運んでいただきたいと思います
週末はかなりの行列が予想されますので、できれば本日の訪問がおススメですよ!
ぜひ東京カレー最高峰を味わい尽くしていただきたいと思います
【東京カレー総選挙 当確 上位10店舗】
1位 中村屋 純インド式カリー
クラシックなソースポットで提供される「純インド式カリー」
1皿に7gものカレー粉を使用する中村屋のカレーは香り高く上品な味わいです
かなりの辛み成分が入っているにも関わらず、アメ色になるまで炒めた淡路島産タマネギの甘さと、ヨーグルトの深いコクが混ざり合い、それほど強い刺激を感じません
骨付きのチキンがたっぷり贅沢に使われており、噛むたびに溢れ出すうま味がカレーソースにしみわたります
甘さ コク 旨味 が一体となって 味覚を溶かしてくれるんですよね
90年以上前の日本にこんな美味いインドカレーがお店で提供されていたなんて・・・ 本当に信じられません
絶妙な温度を保って提供されるカレーソースはお皿に開けた瞬間から固まっていくので、熱いうちに自分を忘れてガツガツと食べたくなる逸品です
本場インドのカレーとは一味異なる、日本人向けにチューニングされ歳月を重ねて完成した「中村屋」オリジナルの味わい
何度食べても飽きることのないオンリーワンの味がここにあります
【新宿中村屋 店舗情報】
場所:新宿区新宿3-26-13 新宿中村屋ビル B2F
交通:新宿駅東口 歩2分
時間:11:00~22:00 金土祝前日 22:30まで
公式HP https://www.nakamuraya.co.jp/location/restaurant/
2位 神保町「キッチン南海」 カツカレー
来店者の70%以上の方がオーダーする人気メニューが『カツカレー』
プレートいっぱいに注がれた漆黒のカレーソースにライスの山 ドカンと配置されたカツの上から注がれたソースが食欲をそそります
3日間かけて作られると言われるソースは火を入れては寝かせるという作業を繰り返して作られています
ここまで煮込みを繰り返すと野菜は糖となり素材は融合して 甘く深いコクのあるテイストとなります
デミグラスソースをさらに煮詰めたような黒いカレーソースはマイルドなスパイスの刺激と香ばしさに溢れています
一瞬これはカレーなのかと感じてしまう不思議な旨み 舌から喉の奥の方まで広がるコク感
このソースにカツをあわせていだだくと、ポークから染み出るうまみ成分 サクサクの衣から伝わる熱をもった油が一体となって迫ってきます
結構なボリュームがあるのに食べ口爽やかでモタれないのもお見事
【キッチン南海 神保町 店舗情報】
場所:千代田区神保町1-5交通
交通:地下鉄神保町駅 歩2分
営業:11:15~16:00 17:00~20:00 日祝休
食べログ https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131003/13000612/
3位 神保町「ボンディ本店」 チキンカレー
神保町に輝く「ボンディ」のカレーは、フレンチの技法を生かした濃厚なブラウンソースが特徴で、すりおろした果物を大量に使って作られています
スプーンで口に含むと、リンゴ・バナナ・桃の混ざり合ったフルーティーな味わいが広がります とろけるように・・・甘いのです
カレーソースには、バターと生クリーム、そして煮詰めた赤ワインが これでもか! と投入されています
このソースの『コク』感は究極的 もはやアートの領域です!
スパイスの辛味は一瞬遅れて、ついてきます わずか2秒の間に深遠な世界を表現するのがこの一皿
一口食べたファンの心をつかむ、これ以上ない完成度
日本カレーの最終到達地点はここなんだと、食べるたびに感じます
これがボンディが生み出した元祖『欧風カレー』の味なんですね まさに王道 時代を超えて愛される名作です
【欧風カレーボンディ 神保町本店】
場所:千代田区神田神保町2-3 神田古書センタービル2F
交通:地下鉄神保町駅 A6番出口歩2分
営業:11:00~22:00 年中無休
公式HP http://bondy.co.jp/web/contents/home.html
4位 日比谷 松本楼 「ハイカラビーフカレー」
ハイカラなんて、言葉を使うのは日比谷の松本楼に行く時だけかもしれない
116年の時を超えて変わらず提供される しっとりしたビーフの味わいを濃縮したミルキーなソース
塩分が効果的にソースの甘さとうまみを引き立てています 牛の脂の部分が舌にふれるたびに訪れる味覚の渦
具材がビーフとタマネギだけで、どうしてここまで美味しく感じるのか
3日以上の工程を経て作り出される甘さ・辛さ・塩気・うまみが混然一体となった贅沢なソース
しんでほしいと思います
【日比谷 松本楼 店舗情報】
場所:千代田区日比谷公園1-2
交通:地下鉄 日比谷駅・霞が関駅 歩く2分
営業:11:00~21:00 無休
公式HP http://www.matsumotoro.co.jp/
5位 神田神保町 エチオピア 野菜カリー
ここで提供されているのは、ガチガチのスパイスカレー
昭和末期に開業したカレー店で、今なお新しさを感じるスパイシーなスパイスカレーが食べられるなんて、驚き以外の何物でもないと思う
薬膳的なクローブの力強い香りと甘さ、目が覚めるようなカルダモンの上品な爽やかさとキレ
ひよこ豆にキャベツ ブロッコリーにナス 異なる食感の繊維たっぷりの野菜たち
ソースに溶け出した野菜から染み出すエキスの自然な甘さに 香辛料の辛味をたたえた刺激が絡まります
チリパウダーとブラックペッパーの刺激で、舌と食道に軽い痛みが走り、胃も腸もカッと発火したように熱くなる
気が付くと額と鼻の頭に汗が滲んでいる。。。 こんなに味覚を揺さぶられるカレーは他にない
野菜カレーはビジュアル的にも美しく一度食べたらクセになる
辛さは70倍まで増量できるので、自分の好みの辛さを見つけて欲しい
【神保町 エチオピア 店舗情報】
場所:千代田区神田小川町3-10-6
交通:メトロ神保町歩3分 小川町歩5分
時間:11:00~22:30 日祝21:00まで
公式HP http://www.ethiopia-curry.com/
日本最古のインドカレー店
昭和・平成の時代を駆け抜けてインドカレーの美味しさを伝え続けて今年で創業70年
このお店には「ムルギーランチ」という来訪者の90%がオーダーする「永遠の定番メニュー」があります
カレーソースはタマネギとトマトがベースでサラサラ ブレンドされたミックススパイスとカルダモンの香り
ニンニクとショウガの風味もじわじわ効いて ライスがとにかく進むのです
7時間煮込んだ鶏モモ肉は柔らかく・・・ これが本当にガツガツいける味わいなんですよね
ムルギーランチは、混ぜて食べるのがお約束 現地のスタッフさんが提供の際に手際よく混ぜてくれますが、このパフォーマンスが楽しい
この味わいを知らずして、カレーを語ることはできない一皿です
【ナイルレストラン 店舗情報】
場所:東京都中央区銀座4-10-7
営業:平日11:30~21:30 (日祝20:30まで) 火休
交通:地下鉄 東銀座駅歩1分(A2出口)
ナイルレストランHP http://www.ginza-nair.co.jp
7位 焼きカレーの店 ストーン 焼きカレー
陶器のお皿ごとオーブンで焼き上げられたカレーには、チーズとタマゴがトッピングされています
とろっトロの流動体となったチーズと 溶岩のように流れる卵の黄身
北九州市・門司港の本場「焼きカレー」に負けないビジュアルと香ばしい香り
中から顔を出すのは どこまでも甘く濃いカレーソースに浸ったライス
野菜の甘さと角のとれた まろみのある優しいテイストがチーズの圧倒的なコクと卵黄のソースと融合して、食欲が解き放たれる
訪れるたびに幸せな気分に浸れる一皿です
【焼きカレーの店 ストーン 店舗情報】
場所:台東区浅草橋1-10-12
交通:JR・都営地下鉄 浅草橋駅歩1分
時間:11:00~14:00 17:30~23:00
食べログ https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131103/13031461/
8位 デリー上野店 カシミールカレー
デリーの「カシミールカレー」は、衝撃的な辛さと旨さを併せ持ち、口に含んだ瞬間から体に熱を伝え続ける身体に効く一皿
漆黒でサラサラのソースに、チキンとジャガイモだけの具材ですが、一度味わったら抗えないほどの魔力を秘めたメニューです
日本のカレー史に刻まれる名カレーと言えるでしょう
【デリー上野店 店舗情報】
場所:文京湯島3-42-2
交通:JR御徒町駅5分 地下鉄湯島駅3分
営業 11:50~21:30
9位 神田 インデラ カレー
そろそろ創業50年を迎える老舗カレー店
ポークをあしらった日本伝統のカレーはどこか懐かしい味
小麦粉を炒ってつくる 一口食べただけでそれとわかる味わいは今となっては貴重でしょう
豚肉はトロットロにソースと一体化しており、その旨味が染み出てくる感じです
卓上に置かれたカラフルなお漬物を数種類カレーにトッピングすると・・・ あっという間にインスタ映えする一皿に 一体何種類のトッピングが用意されているのか
こんなに楽しいカレー屋さんは 他にないでしょう
昭和のカレーを食べたくなったらココしかありません
神田駅からわずか徒歩数分の立地でカレーが650円 ありえないコスパのお店ですね
【神田インデラ 店舗情報】
場所:千代田区神田紺屋町6
交通:JR・メトロ神田駅 歩5分
時間:10:00~18:00
食べログ https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13055742/
10位 新宿 モンスナック スタミナカレー
モンスナックは新宿に輝く「和製シャバシャバカレー」
スープカレーのように流れるソースは 家庭でつくるルウカレーでは作ることの出来ない滋味深さ
ソースに肉の旨味がギュッと溶けだして飽和している そんなソースが美味しくないわけがない
スタミナカレーは、チキンのモモ肉に ニンジン ジャガイモがゴロゴロ入っています
ソースの酸味ちょっとで背筋が伸びるような感覚ですね
このカレーは飲み干すようにいただきます 50年間以上変わらずに続くカレーには、ちゃんと理由があるんですよね
【新宿モンスナック 店舗情報】
場所:新宿区新宿3-17-7 紀伊国屋ビル B1F
交通:新宿東口歩4分 メトロ新宿3丁目歩2分
時間:11:00~21:15 祝・日 21:00まで
公式HP https://www.monsnack.com/
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カレーファンの皆さん いかがでしたか??
今回の総選挙では新しい店舗が1つもランクインしなかったという結果となりましたが
上位30位までを見てみると ここ5年以内にオープンしたスパイスカレー店も多数含まれています
番組との契約により順位をお伝えすることはできないのですが、新しい人気店もどんどん紹介していきますから
今後も『日刊カレーニュース』に期待してくださいね 当カレーニュースは創刊5年
変わらずにカレーの美味しさ、生きることの素晴らしさを、日々記事を通してお伝えしていきたいと思ってます
皆さんの応援やコメントが励みになります
今後とも応援よろしくお願いいたします
日刊カレーニュース社 編集長 村尾直人
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