【カレー名店紹介】　神保町『ボンディ本店』　日本欧風カレーの最終到達地点はココだ　（東京カレー総選挙特集　第3位）

先日放映された「東京カレー総選挙」でTOP10の店舗を、カレー名店中の名店として紹介していきます

第3位に輝いたのは神田エリアでもおそらく一番有名なカレー店　神保町「ボンディ本店」です　

ここの看板メニューは「ビーフカレー」

神保町には美味しい欧風カレーのお店が点在するのですが、間違いなくその中心となる店舗はボンディ本店でしょう

お店は神保町交差点から1分ほどの古書センタービルの２Fにあるのですが、入口が非常にわかりづらいので注意が必要です　

現在ではぐるっと回って裏口から入る形となります　

昭和の香りが漂う築50年くらいのレトロなビルの２Ｆで提供される極上のカレー　

毎度ながら心が躍りますね

【神保町「ボンディ本店」　ビーフカレー】
神保町に輝く「ボンディ」のカレーは、フレンチの技法を生かした濃厚なブラウンソースが特徴です

ソースポットの中で輝くカレーソースにはすりおろした果物が大量に使われています

スプーンで口に含むと、リンゴ・バナナ・桃の混ざり合ったフルーティーな味わいが広がります　

とろけるように・・・甘いのです　

そしてソースには、バターと生クリーム、そして煮詰めた赤ワインが　これでもか！　と投入されています　

辛口でオーダーしたのに、ほとんど辛さを感じない・・・　

このソースの『コク』感は究極的　もはやアートの領域です！　

スパイスの辛味は一瞬遅れて、ついてきます　こんなに旨いものがあるのかと魅了しておいて、分厚いコクの層からチリの辛味が湧き出してくるのです

この刺激がたまらない。。。

わずか２秒の間に深遠な世界を表現するのがこの一皿　

さらに、一口大に贅沢にカットされた牛肉からは、有り余るほどのビーフのエキスが流れ込んできます

つきたての餅のような弾力 アートを感じるソースに力強い旨味の渦の推進力が加わります

舌がイノシン酸とグルタミン酸　そして糖と乳成分で飽和状態です　

ただただ美味い

品があるのにこんなに食欲をかきたてるカレーがあるのか・・・　　

何十回と食べているのにその度に感動できる味わい

一口食べたファンの心をつかむ、これ以上ない完成度

だからこそ、ボンディにはいつもお客が溢れているのでしょう

日本カレーの最終到達地点はここなんだと、食べるたびに感じます

どんなジャンルでもパイオニアがいつまでも先頭を走り続けるということがあるわけですが

欧風カレーにおけるボンディさんの立ち位置はまさにそれです

ボンディの創業は1973年　創業者の村田さんがフランス留学中に、現地のフランス料理店でソースの美味しさに感銘を受けたことが誕生のキッカケになりました

村田さんは帰国後に、インディラという欧風カレーのお店で修行もされたようですが、独自のレシピを編み出して翌年にはボンディーを出店　

以来当時から変わらない味を神保町で提供しています

45年前にこんなカレーが完成していたなんて・・・　素晴らしいの一言です

カレーファンの皆さん　欧風カレーの最高峰「ボンディ」さんのカレーは必食です

食べたことがある方も、これからの方も　ぜひぜひ訪問してみてくださいませ

【欧風カレーボンディ　神保町本店】
場所：千代田区神田神保町２－３　神田古書センタービル２Ｆ
交通：地下鉄神保町駅　A6番出口歩2分
営業：11:00～22:00　年中無休　
TEL：03(3234)2080

公式HP　http://bondy.co.jp/web/contents/home.html

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