年末年新には港町『横浜』を訪れる人が多くなる季節ですが、その観光の中心にあるのが「横浜中華街」です
ここには500店舗以上の中華料理店が集まる、東アジア最大のチャイナタウンとなっているわけですが、中華味のカレーを出す店舗もあり カレーファンの間でもよく話題になります
中でも有名なのが昭和30年代から中華カレーライスを提供する「北京飯店」 今日は同店舗の絶品カレーをご紹介いたします
山下公園・マリンタワーからほど近いこの店舗は中華街入口 東陽門のすぐ横にあるお店です
【「牛ヒレ肉の中華カレーライス」 「鶏肉の中華カレーライス」】
ビーフカレーは、贅沢にもヒレ肉をたっぷり使用、チキンカレーは柔らかくてジューシーにカットされた鶏肉がゴロゴロ使われています
どちらもタマネギをアメ色になるまで炒めるようなカレーの作り方ではなく、素材を豪快に中華鍋で炒めるスタイルでカレー玉ねぎ炒めという位置づけです
基本的にカレーライスを提供する店舗は仕込みをして大量にカレーを作っておき、温めて提供するスタイルがほとんどですが、中華カレーは作りたてが基本
ちょっとした炒め物感覚で出来上がってしまうのです
オーダーすると、「今から作るから5分くらいで出来るよ」とのこと 店内の様子を撮影していると アッという間に運ばれてきました
(ビーフカレー)
牛ヒレ肉・タマネギを強火で炒め、カレー粉・中華スープを入れてさらに加熱すると、この名物カレーは完成します かなりシンプルなカレーですねコレは
ビーフはヒレ肉が柔らかくその旨味をそのまま味わえてカレー味はマイルドです 中華のスパイスは使われておらず一般のカレー粉が使用されています
牛ヒレ肉と玉ねぎが同じくらいの柔らかさというのが絶妙な食感で、ビーフが軽い舌触りでスパイスの刺激と一緒に口の中で溶けていきます
ここに文句なしにガツンとくる中華スープ・調味料の旨味 この中華味は絶対的なうまみがありますね どんどん食が進んでライスが足りなくなる感じです これは文句なしに美味しいです
(チキンカレー)
チキンは、塩・コショウをが全面に来る味わいでビーフと比較してかなりあっさり目 一口目に味付けが薄いのではないかと感じてしまいますが、徐々にこのテイストが濃く感じられてきます
全体的にライトな分、カレー粉を強く感じるこのカレーは昔ながらの懐かしさを感じる味ですね ビジュアル的にも綺麗な黄色をしています
ビーフと同じく玉ねぎがシャキッとして甘く、鶏肉の旨さを引き出しています チキンの方がタマネギのボリュームが多いように感じましたが、このタマネギいくらでも食べたくなってしまいます
好き嫌いが出てしまう味かもしれませんが 塩味ベースでこの完成度は素晴らしいと感じました
どちらのカレーもとろみは片栗粉でつけられています ソース自体はかなり少なめですが、エキスの閉じ込められたこの炒めソースが美味しいんですよね
らっきょうや福神漬などの薬味があったらとも思いましたが、一緒についてくる中華スープは味がしっかりしていますので、交互にいただきながらカレーを食べ進めるとさらに美味しくいただけます
シンプルな味わいゆえ、自宅でも似たような味は再現できてしまいそうな気もしましたが、なかなか奥が深そうですね
50年続く中華街名物の絶品カレーライス、北京飯店は年中無休で営業しています
カレーファンの皆さん ぜひチェックしてみてくださいませ
【横浜中華街 北京飯店】
場所:横浜市中区山下町79-5
交通:地下鉄みなとみらい線 元町・中華街駅①番出口 徒歩1分 JR根岸線 石川町駅北口 徒歩10分
TEL:045-681-3535
北京飯店HP http://www.pekinghanten.com/
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「日刊カレーニュース」は世界初のカレー専門日刊メディアです
ぜひページにいいね! お願いいたします
いいね!4000件 フォロアー4200名!!
カレー情報をお寄せください あなたの想いを記事にします
メール:curry@currynews.net
一緒にカレーで世界を盛り上げましょう!
FBページ 「日刊カレーニュース」
https://www.facebook.com/日刊カレーニュース-1638686489749149/
HP 「日刊カレーニュース」
http://currynews.net/