日本のカレー史に刻まれる名カレーを挙げるとすれば、ベスト3に必ずその名が入るだろうと思われるのが名店デリーの「カシミールカレー」です
一度食べたらその魔力にとりつかれるように通い続けるカレーファンも多いカレーですが、デリーの2番人気のメニューと言えば「コルマカレー」です
「デリー」の直営店は湯島にある本店、銀座店、そして六本木ミッドタウン店の3店舗です 上野の本店・銀座店はいつもかなりの行列となるのですが
ミッドタウン店はテイクアウト専門店かと勘違いしてしまうほど小さなお店で10席あるかないかというくらいコンパクトです 土日でも意外と空いていることもありおススメなのです
3ヵ月に一度は通ってしまうデリーの名物の2つのカレーを、今回は六本木ミッドタウン店でオーダーしてみました
【カシミールカレー】
このカレーは玉葱を数時間かけて炒めるという手間をかけ、15種類のスパイスを独自にブレンドして作られています
衝撃的な辛さと旨さを併せ持ち、口に含んだ瞬間から体に熱を伝え続ける身体に効く一皿なのです
漆黒でサラサラのルーに、チキンとジャガイモのみという潔さ ミッドタウン店ではステンレス皿ではなく白いプレートで提供されています
激辛なのにスパイスの香りにも魅了される、とっても上品でお洒落なカレー こんなカレーは他にありません 女性のカレーファンが多いのも頷けますね
ダラダラと写真をとったりしていると、アッという間にルーの色が鈍ってきます 冷めるとルー表面の光が弱くなり、カレーに含まれたスパイスが目に入ります
熱々なうちにに完食した方が良いカレーです 柔らかいチキンもかなりの分量がありますので「食べた感」も十分
食べたその日は1日中腸からパワーが湧き出る感じになります この暑い時期に心地よい汗が止まりません
【コルマカレー】
カシミールと対極にあるような甘くコクのあるこのカレーは辛さを楽しむカレーではありません
舌や食道に吸い付くような深い味わいは、徹底的に丁寧に炒めたタマネギに秘密があります
タマネギの内部の糖質は炒めることでカラメルとなって濃厚な独特の甘みを感じるようになりますが、その限界に挑戦しているのがこのカレーソースです
毎日数十キロにもおよぶタマネギを何時間もかけて炒めているデリーだから作り出せる味なのですね
一皿200グラムの中にタマネギが1個以上使われるこのソースは贅沢そのもの このとろみのある濃縮された美味しさは言葉では表現できません
(まとめ)
このデリーの2大メニューを同時にいただく幸せ 研ぎ澄まされたキレと辛さ そしてコクと甘さ
ライスを一つにすればこの究極のツインカレーが完成します 味覚が鋭くなり、カレーと自分しかいない世界がここに出現します
カレーファンの夢を体現したようなどこまでも甘美な世界
もう何もいらない・・・ 何も目に入らない
気が付くと完食している自分に気付きます あ、ここはデリーミッドタウン店 でしたね
素敵な時間が流れていきます
酷暑が続く今夏 確実に元気と明日へのモチベーションをいただける2皿です
首都圏のカレーファンの皆さん デリーの傑作カレー
ぜひ食べに行ってみて くださいませ
【デリー ミッドタウン店】
都港区赤坂9-7-2 東京ミッドタウンB1
営業 11:00~21:00
TEL03-5413-7278
デリーHP http://www.delhi.co.jp/
デリー田中社長のブログ http://blog1.delhi.co.jp/
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