10日より開催されていた「土浦カレーフェス カレーグランプリ」が11日に開票され、地元の「火門拉麺:カモンラーメン」がグランプリに輝きました
この店舗は、カレー風味のラーメンを販売しており、麺部門では過去5年間で毎年入賞していましたが、主菜部門では初の受賞となりました
過去11回の開催では「主菜部門」「麺部門」「創作部門」と表彰が分かれていたのですが、今回は事前告知なく「優勝」「準優勝」「3位」だけの表彰となっていました
「カモンラーメン」はカレー味のクリーミーなスープが特徴で、ゴマダレのスープを使っています 乳製品系は使わずにこのコクのあるスープを実現
長年にわたりC-1グランプリで数多くのファンを獲得し、ブラッシュアップを続ける中で地道な改良を続けてきました
お店でカレーラーメンが人気になるにつれて、カレーファンとラーメンファンの味の志向性についても研究てきました
このカレーラーメンは塩分濃度を下げ、スパイスの効果で旨味が引き立つような配合を生み出したとのこと
レンコン・チャーシュー・チャーシューとスープの相性も抜群で、会場で味の濃い日本カレーを食べた後でも美味しくいただけるチューンが支持を集めたようですね
【速報 土浦C-1グランプリ2018 結果】
優 勝:「火門拉麺 カレーヌードル」
土浦市上高津にお店があります
https://tabelog.com/ibaraki/A0802/A080202/8010655/
※食べログの情報も多少誤りがあるとのことお店に確認してから訪問してください
第2位:「鳥〇(とりまる) 土浦唐揚げ」
第3位:「洋食ぢんぎすかんひつじの小屋 土浦ぢんぎすスープカレー」
(2位・3位の店舗について)
第2位 「鳥〇(とりまる) 土浦唐揚げ」
単純明解なカレー味のチキンから揚げです チキンを揚げてからカレー粉をまぶしたもの、というシンプルなメニューです 専門店が揚げる唐揚自体の旨味が強く、外側はパリパリで中身はジューシー カレー風味とすることで旨味が引き立つ逸品でした
土浦市の永国にお店があります
https://tabelog.com/ibaraki/A0802/A080202/8016646/
第3位 「洋食ぢんぎすかんひつじの小屋 土浦ぢんぎすスープカレー」
薫り高く辛口のカレースープにラムのハーブ焼き ここに地元名物のレンコンとカボチャが入るメニューです 焼きたてのラムとカレースープの相性が絶妙でリピーター続出の美味さが光りました
土浦市の神立中央にお店があります
公式HP https://www.hitsujinokoya.jp/
【カレーグランプリ結果について】
事前予想では、昨年優勝の「土浦ぢんぎすスープカレー」とご当地カレー勢が優勝争いを繰り広げると見られていましたが、フタを開けてみれば「ご当地カレー勢」は全滅、地元店舗が表彰台を独占する事態となってしまいました
もともと地元民がほとんとというイベントですので、ファンのいる地元店が圧倒的に有利なのですが ご当地カレーはかなりの支持を集めていただけに残念です
北本トマトカレー、黒部ダムカレー、門司港焼きカレーはかなりの行列となっており 販売数では地元の店舗よりもかなり多い状態ではありました
投票券は各店舗に(数は書きませんが)、枚数限定で配布されています
その投票券をもらった人が投票するのですが、もらった人が投票するかどうかで結果が決まってししまいます
特に配布枚数が限られており各日とも早い段階で配りきってしまいます 何食販売したのかということは配点に関係ないというのも残念なところです
販売した方全員に投票券が配布されれば結果は全く違ったものとなると思われます
しかも今回は部門別の表彰を取りやめ、1~3位だけの発表となってしまいました
今後もこの体制であれば、地元店舗が表彰台を独占するシステムとなってしまうでしょう
このままであれば懸念されるのは全国から集まる「ご当地カレー」店舗の質の低下です
今回は北海道の富良野オムカレーの出店がありませんでした
全国からレベルの高いご当地カレーが集まるのも、支持される美味しいカレーを提供して入賞すれば地域とカレーのPRになると思うからこそです
土浦カレーフェスティバル主催の方々には「選考方法の抜本的見直し」を提言したいと思います
このままでは、地域の限定的な食イベントとして埋没していくのではないかと危惧しています
今回はイベント自体の出店者も来場者も若干減少しているのです
【カレーの街つちうら の問題点】
土浦市が「カレーの街つちうら」を標榜して15年 当ニュース編集長は4年目からこのイベントに出店、ここ4年間はカレーニュース編集部として見てきました
毎年土浦市街でカレー店舗を見て歩いているのですが、土浦らしさのある「カレー店」がほとんどないという現実があります
とにかくカレー専門店がないのです 発足当初には何店舗かありましたが今では通常時に地元のカレーを食べられる専門店がないのです
他の料理を提供しているお店が1品だけメニューとしてカレー味のメニューを出している そんなところばかりなのです
また茨城県にはスリランカカレーの名店が多数ありますが、そういった店舗は市街から離れておりイベントにも関与していません
カレー愛をもった人が中心となってカレーのコミュニティーを作ることが何より喫緊の課題だと感じています
もうそろそろ行政主導で「カレーの街」を運営していくのは限界でしょう
当初の役割は果たしたと認識し、コミュニティー作りを支援する方向で進めていくべきだと感じます
その前段階として、土浦カレーのHPなどの整備もできておらず、情報発信について「何もやっていない」という時点で時代の波に取り残されています
「土浦カレーフェスティバル」がこれだけの盛り上がりを見せているだけに残念です
当日刊カレーニュース編集部が協力できるところがあれば、協力は惜しまないつもりです
厳しいことを書いてしまいましたが、地域には「レストラン中台」やスリランカカレーの名店もあります
運営される方々には頑張って街を盛り上げて欲しいと思うのみです
来年の開催に期待しましょう 当ニュースは引き続き「土浦カレーフェスティバル」を応援していきたいと思います
【リンク】
観光いばらきHP http://www.ibarakiguide.jp/events/events-77633
つちうらカレー物語HP http://www.tsuchiura-curry.jp/
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