
ニューキャッスルは、太平洋戦争が終わった翌年、銀座で昭和21年に創業された復興期の日本カレーを支えた名店です
お店のメニューは、『辛来飯』という1品のみ ていねいに炒めた玉ネギを使い、丁寧に小麦粉を炒って作られます
果物と野菜の甘みを生かして、じっくり煮込んだ豚骨スープをベースに秘伝のスパイスを加え、一晩寝かせて完成します

食べてみると、甘さとスパイスの刺激が独特で、辛さは一瞬遅れてやってきます メニュー名は『カライライス』と読むのですが、シンプルでいいネーミングですね
目玉焼きがドーンと乗っている以外には、ビーフやポーク、チキンなどの肉類・野菜類は見当たりませんが、しっかりしたコクがありますね
このカレーは野菜や果物はミキサーにかけてペースト状にして入れることで、濃厚な味わいを実現しているわけですが、昭和21年創業当時のレシピを今も守っているのです

現在では、主要な原料となる材料はすべて国産野菜のみというこだわりもあります
玉ねぎ(淡路島)、生姜(高知・熊本)、青大豆(山形)、じゃがいも(北海道)、人参(北海道)、にんにく(青森)などなど
小麦粉も北海道産のものにこだわり、目玉焼きは奥久慈卵を使います
凄いですね カレーでここまで素材にこだわるお店は、なかなかありませんよ!

お店は銀座駅近くにあっり、初代・二代目夫婦がお店の味を守ってきたのですが、建物が老朽化していたところに東日本大震災の被害を受けて、継続が困難となってしまったのが2011年のこと
70年以上にもわたりファンに愛されたお店の閉店のニュースに多くの人が悲しんでいた時に、常連客だった一人のファンが店主にお店への想いをぶつけて、お店が継続することになったのです

当時常連客としてお店に通っていたのは、現・三代目のけんいちさん 修行を続け、先代からレシピを受け継ぎ、2013に新店舗を同じく銀座にオープンしたのです
何といい話でしょうか!
歴史ある名店を引き継ぐファンの心粋 それを応援する昔ながらのファンの人々
先週、横須賀の名店『魚藍亭』閉店のニュースが衝撃的だっただけに、こんな奇跡を夢見てしまう自分が、ここにいます

今年3月には神田駅前に待望の2号店『スタンド ニューキャッスル神田』もオープンし、さらに多くの人にカレーを楽しんでいただける状況にもなりました
神田カレーグランプリ参加店でもあるので、ますますファンが増えそうですね!!

カレー愛にあふれた伝統ある『辛来飯』
ぜひ皆さんもぜひ、食べてみてくださいね!
【店舗詳細】

コーヒーとカライライスの店 ニューキャッスル
中央区銀座2丁目11-1 B1F
営業時間:11時30分〜16時00分
定休日:月曜日・祝日
スタンドニューキャッスル神田
千代田区鍛冶町2-13-24
営業時間:11時30分〜15時00分
定休日:日曜日・月曜日・祝日
ニューキャッスルHP http://newcastleginza.com/
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創年日日タイムズ 2022年5月号に記事掲載いただきました
タウンニュース 2022.5.6号に記事掲載いただきました
横須賀市講演会「地域あったかフォーラム」に出演(2022.2.12)
『OZmagazine カレーの町さんぽ』でカレー店を紹介しました(2021.8.11号)
「はまかぜ新聞」特集でご紹介いただきました(2021.7.2)
「ラジオ日本 SWEET!」カレー特集でラジオ出演(2回目です)(2021.4.9)
毎日新聞に掲載されました「カレー専門こども食堂」開設(2021.3.28)
タウンニュース横須賀版「人物風土記」に掲載されました(2021.3.26)


「毎日新聞」にチャリティカレーの実施が掲載されました(2020.12.28)
「マツコ&有吉 かりそめ天国」 にカレーマニアとして出演(2019.6.19)













