2009年に下北沢にオープンし、8年目を迎えたカレーの超人気店『般°若』(ぱんにゃ)が今月中旬に駅から3分の近場に移転し、首都圏のカレーファンの間で大きな話題となっています
新店舗は有名店「下北沢熟成室」や「極鶏」のある路地にあり、席数も25席程度と倍増、キッチンも大幅に広くなりました
一部のコアなファンだけでなく、多くのカレーファンに対して、従来よりも更にグレードの高いカレーを提供できる状況となっていると言えるでしょう
【チキンとキーマのハーフ】
このお店では黒い衣のカツカレーが看板メニューとなっていますが、当編集部が注目したのは『チキンとキーマのハーフカレー』
ワンプレートに盛り付けたられたこのカレーの美しさはまさにパーフェクト!
オレンジ・緑・クリーム・焦げ茶・ホワイト・鮮烈な赤がカレー皿の中に表現されています
色彩の宝石箱ともいうべき配色の見事さもさることながら、見た目の期待感を上回るダシのきいた旨みと、あとから来る静かなスパイス感に魅了される一皿なのです
光を放つオレンジ色のサラサラのカレー 柔らかく煮込まれたチキン 透明感のあるタマネギ
インドカレーの基本を押さえながら、和のテイストを感じる旨味成分の絶対量の高いスープ
ホールのカルダモンが複数入るなど、清涼感に溢れており、しつこさとは無縁の中毒性のある味わい
しょうゆ、ダシ、塩っ気 をスパイス感よりも強く感じます 刺激よりも旨さ重視の配合
このカレーを食べて、どまんなかのストライクと感じるファンは多いはず
刻々と放つ光量を変える、不思議なカレールーに見とれること必至 スプーンを口に含んで時が止まる感覚を味わえるのは、私だけではないでしょう
チキンスープで魅了され麻痺した舌に、静かに主張するマトンキーマが、強いリセット効果をもたらしてくれます 羊の味が深く舌の奥に響く感覚です
ここに大量のパクチーが絡むことでマトンの特徴的な味覚が増幅されます 不思議な浮遊感が漂います
う~ん これには参りました 微弱な電流が食道に流れるようなこころよさ!
麦をまぶしたイエローライス、キャベツのピクルス、トマトのチャツネ
全てが完璧に計算しつくされて配置されている こんなカレーは他にありません
カレーのベクトルは、辛さよりも旨さに振っているため全体的な印象派マイルドですが、強烈なスパイス感を味わいたいあなたには、卓上の特製マサラが用意されています
単にパウダースパイスをフレンドしたガラムマサラ的なものとは違い、数種類のホールスパイスを挽いてミックスしています 薫り高さが、とんでもないことになっています
ボリューミーな一皿ですが、刺激や味覚の変化を求めたいファンも満足できるこの仕掛け・・・ 素晴らしいですね
誰しもが、このカレーに魅了されながら 笑顔で完食することができるでしょう
【まとめ】
カレーの女王『一条もんこ』女史もキッチンに入る機会の多い 下北沢のカレー名店『般゜若』
著名な文化人の中では『一番のカレー通』であることは良く知られている松尾貴史氏が手がけるカレーショップであることは良く知られています
新店舗では、内装にも松尾氏のセンスが随所に生かされており、心地の良さの中にも若干の緊張感のある唯一無二の個性のあるカレー店です
リニューアル後も大盛況ですが、席数もスタッフの数も増えているため 混雑していても旧店舗の時ほど待たされることはありませんよ
首都圏のカレー好きならば、一度は訪問しておきたいお店だと言えるでしょう
皆様ぜひ訪問してみてくださいませ!!
【般゚若 下北沢店】
場所:世田谷区北沢 2-33-6 下北沢駅歩3分
営業:11:30~15:30 17:30?21:30 水曜休
TEL:03-3485-4548
『般°若』FBページ https://www.facebook.com/般若PANNYA-123790184467/
松尾貴史氏ツイッター https://twitter.com/Kitsch_Matsuo
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「日刊カレーニュース」は世界初のカレー専門日刊メディアです
ぜひページにいいね! お願いいたします
カレー情報をお寄せください あなたの想いを記事にします
メール:curry@currynews.net
一緒にカレーで世界を盛り上げましょう!
FBページ 「日刊カレーニュース」
https://www.facebook.com/日刊カレーニュース-1638686489749149/
HP 「日刊カレーニュース」
http://currynews.net/