新宿中村屋が、スゴいカレーを出しています! 何と「143年前のカレー」これはカレー通ならば要チェックです! しかも1日20食限定で11月末までなので最大600名しか味わえません!
このプレミア感がいいですね~ さすが中村屋です
日本で最古カレーレシピは明治5年に2冊の書物が発行されていますが、そのうちの一つが「西洋料理通」 開国後の日本に入ってきたハイカラな食べ物「カレーライス」がはじめて書籍で詳細された記念すべきレシピなのです
旧文で読みにくいので要約すると、「肉や鳥の冷えた残り肉を、刻んだネギとリンゴ、カレー粉、小麦粉を入れて煮て、ユズ汁を入れる。これをご飯に盛る」ということが書いてあります
特徴は肉・ネギ・リンゴ・ユズ汁です。これだけの材料で作ると味を出すのに大変苦労すると思います 玉ねぎは当時ありませんでしたので使うことができません! ネギの風味満載のカレーです。
とにかく材料がシンプルすぎますね! と言うのも4年前、編集長の私も、横須賀のカレーイベントで「西洋料理通」のレシピにカレー店(TSUNAMI)のマスターと一緒に挑戦しましたが、思うような味が出なかった経験があるからです
結局、人参・ジャガイモは当時栽培されていたため、野菜スープも投入!して、美味しく仕上げることが出来ましたが。
カレーを売って利益追求!だけでなく、カレーの食文化の紹介まで行う「新宿中村屋」さんの挑戦に最敬礼! を送りたいと思います すばらしい!ですね
明治初期、西洋文化の息吹に胸を躍らせていた日本人の憧憬を確かに感じることが出来る、「143年前のカレー」
この機会に味わってみてはいかがでしょうか???