富山市が、健康の良い料理を「富山やくぜん」料理として認定し、グルメとしてPRする取り組みを行っています 新しいタイプの「ご当地グルメ」ともいえるこの取り組みは、全国のご当地グルメファン・カレーファンから大きな注目を集めています
300年以上の「置き薬」の伝統をもち、全国レベルの製薬産業が栄える富山県ですが、漢方薬などをグルメに応用した公的な取り組みは、今回が初めて
この取り組みが素晴らしいのは、単純に漢方で使われる生薬やスパイス類をそのまま料理に生かすだけではなく、「新鮮な富山の食材を使用し、栄養面や安心・安全面に配慮しながら、古くから健康面で効果があるとされる食材も加え、食べる人に料理や食材の情報提供ができるもの」という基準を設けているところです
メニューは飲食店から募集し、専門家が試食した上で、レベルを満たしているものだけを「富山やくぜん」として認定しているのです 当然基準以下であれば作り直しです
現在、57品目・45店が「富山やくぜん」として認定されています 和食、洋食、中華、カレー、鍋、麺類など多数のメニューがありますが、「薬膳カレー」も多数エントリーされています もともと数十種類のスパイスを使うカレーとの親和性は高いのです
この取り組みが盛り上がっていけば、「とやま薬膳カレー」としてカレーファンの注目を集める日も遠くないかもしれませんね
トップの写真は インド料理デリー山室店の「デリー流 薬膳カレーセット」 ソイカレーとエビカレーが薬膳として提供されています
その他カレーメニューが多数あるのですが、残念ながら写真がないため、詳細は公式HPでご確認くださいね
富山やくぜんでは、以下の基準を設けてレベルの高い薬膳料理を提供しています
「富山やくぜん」の認定基準
下記の1~6までの基準をすべて満たしていることが必要です。
1 地産地消や旬産旬消に配慮した富山の食材を使用している
2 古くから健康面で効果があるとされる食材を使用している
3 安心・安全面に配慮した食材の使用や調理法を採用している
農薬の使用を極力控えた食材や、化学調味料などの使用を極力控えた調理
4 使用した食材について、食べる人に情報が提供できる
5「富山やくぜん」に関する研修会に参加している
6 栄養バランスや見た目がよく、独創性に富み、食べて美味しいなど「富山やくぜん」として相応しい
7 “くすりのまち富山”がイメージでき、健康回復・維持・増進といった体に良いということが、料理を通じて食する人に伝わる
これは素晴らしいですね 安直なご当地グルメと違って、定義が明確で、さらに研修・認定というシステムもあるんですね
当ニュース編集部は経験的にこのような規約がしっかりしていて、トレンドに乗ったグルメは伸びると思っています これからも応援していきたいと思います!
今後の展開が楽しみです カレーファンの皆さんも富山に行く機会がありましたら ぜひチェックしてみてくださませ!
「富山やくぜん」グルメ
○ガイドマップ配布場所
富山駅(とやま観光案内所)、富山きときと空港、くすり関係の施設、認定料理店、富山市役所など
○公式ホームページ
www.yakuzen-toyama.com
○公式Facebook
www.facebook.com/toyamayakuzen
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