カレーファンの皆さん 今年の初カレーはどんなカレーでしたでしょうか? おせち料理もいいですが、3日目を迎えるとカレーが食べたくなりますよね
お正月でカレー屋さんが営業していない、という方もいるかもしれません、今日は1月2日からレベルの高いカレーを提供する中村屋のカレーをレビューします
【日本で初めての本格的なインドカレー】
さて、日本で初めて本場インドのカレーがレストランで提供されたのは1927年 中村屋が「純印度式カリー」を発売したのは91年も前のことになります
中村屋のインドカリーは、20数種のスパイスを使って作られていますが、その特徴は独自ブレンドのスパイスにあります
配合の違うミックススパイスを2回にわけて投入します 1回目は具材に下味をつけるため具材を炒める段階、2回目は香りをつけるため出来上がり直前です
1皿に7gものカレー粉を使用する中村屋のカレーが、香り高く上品な仕上がりになっているのは、このためです
ミックススパイスのマジックとでも言えるこの仕上がりは、いつ食べに行っても安定の味 この独特の風味はオンリーワンの価値があります
【純印度式カリーライス】
あめ色になるまで炒めたタマネギの甘さと、ヨーグルトのコク ソースポットで提供されるこのカレーは光を受けて、いつも美しく輝いています
骨付きのチキンが4切れ、これはかなり贅沢なビジュアルです 溢れる鶏の美味しさは、ブイヨンとしてカレーソースにもたっぷりと使われています
一口いただいて 甘さ コク 旨味 が三位一体となって舌全体にいきわたります カレーソースに閉じ込められたスパイスの辛味が そして鼻から脳に抜けていくいい香り
これです これなんです! 何度食べても魅了されますね 中村屋のカリーライス
カレーポットから直接かきこみたい気持ちを抑えてライスの上に広げていきます
中村屋のカレーは温度が命です 85度で提供されるルールがあるのですが、プレートに開けた瞬間から固まっていきます ここでは熱いうちに食べるのがルールです
チキンから骨を外していただきますが、これが絶妙の柔らかさで簡単に外れるようになっています ジャガイモも1個の半分大のものが惜しげもなく投入されています
量としては適量ですが、具材の割合が半分近くある贅沢なカレーのため 満足度が極めて高いですね
カレーだけでも決して飽きることはないのですが、キュウリのピクルス オニオンチャツネ、マンゴーチャツネ、らっきょうなどが薬味として並びます
タマネギの苦味と甘み そして辛さを楽しめるオニオンチャツネ ワインビネガーの奥行きのあるリセット感を楽しめるマンゴーチャツネ
このバリエーションが凄い そして楽しいのです 種類の違う酸味と苦味をプラスすることで 五味がまんべんなく刺激され 食べきるまで、極上の味覚体験が続きます
中村屋のカレーは一皿のカレーを超えた芸術です
新年のスタートに、このカレーをいただき、しみじみとそう感じました
このカレーは1500円で提供されていますが、値段以上の価値があるでしょう
東京では1000円を超えるカレーが当たり前になっていますが、もう少し出してココに来るほうが間違いありません
こんなに洗練されたカレーを昭和初期 91年前に提供していたなんて・・・・ 信じられませんが 当時このカレーを食べた人たちは驚いたでしょうね
日本のカレー文化を創ってきた『純インド式カリー』 ぜひ多くのカレーファンの方に味わっていただきたいと思います
他にもコールマンカレー・野菜カレー・シーフードカレーなど魅力的なメニューがたくさんあります ぜひチェックしてみてくださいませ
【店舗情報 新宿中村屋】
場所:新宿区新宿三丁目26番13号新宿中村屋ビル 地下2階
新宿駅東口歩2分 新宿駅 A6出入口直結
営業:11:00~22:00 週末は22:30まで
TEL:03-5362-7501
★中村屋純印度式カリー 1500円
※渋谷・恵比寿・池袋・荻窪にも支店があります
新宿中村屋HP
http://www.nakamuraya.co.jp/
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